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6月ですね。
先日、ようやく新型コロナによる緊急事態宣言も明けて、小学2年の息子も今日から、学校がはじまりました。
僕はと言えば、4月の前半から約2か月の間、就労移行支援(リワーク)を在宅支援と言うカタチで受けていましたが、昨日からようやく通所を再開しました。
もちろん、まだ完全に元の生活にというワケにはいきませんが、少しずつ新たな生活へと動きだしています。とてもありがたいことです。
これからは、新型コロナと共存して暮らすという観点だけに留まらず、全員決められた場所に決められて時間から決められた時間まで勤務するという一律なカタチにこだわらず、より柔軟な生き方が選択できるような社会になっていけばいいですね。
皆さまの今の就労環境は如何でしょうか?
在宅ワークが継続されていますか?
それとも、以前の職場環境にすっかり戻りましたか?
いづれにしても、今回の緊急事態宣言のように生活環境がガラッと変わることは、滅多にない経験だと思います。
そこで、是非とも緊急事態宣言下の在宅ワーク中の環境におけるご自身のお気持ちを振り返ってみることをおススメします。
環境変化において、自分がどんなことに対して気分が上がり、どんなことに気分が下がるのか、そして自分自身がどのような反応パターンを持つのかを知ることは、ストレスマネジメントの観点で大変有効になります。
この記事では、僕自身の例をもとに振り返りのポイントを解説させていただきます。
それでは、お付き合いの程、よろしくお願い致します。
自己理解を深める為の効果的な方法に関する記事はコチラをご参照ください。
- 環境変化による心の調子、身体の調子を振り返ろう
- どんなことで気分が上がったか?下がったか?を考えてみよう
- 自分のストレス反応パターンを理解しよう
- このストレス反応が出た時にはこの撃退法で!と対策できれば完璧
- 最後に
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環境変化による心の調子、身体の調子を振り返ろう
在宅中のご自身の調子をモニタリングしてみましょう。
ここでは、心と身体の2つの軸で自分の調子を5段階評価してみて下さい。(1が最悪、5が最良)
僕の場合を例として示すと以下のようになります。
緊急事態宣言が発令された4月前半から5月末までの推移を示しております。
どんなことで気分が上がったか?下がったか?を考えてみよう
続いて、どのような事で自分の気分が上がり(リソースといいます)、どのような事で気分が下がったのか(ストレッサーといいます)を考えてみましょう。
僕の例を挙げてみます。
気分が上がったもの(リソース):
- 通勤しないで済む
- 快適で空調の効いた空間にいられる
- わずらわしい人間関係に悩まない
- 自分のペースで作業ができる
- 邪魔が入らず、考えをまとめたり作業効率が上がる
気分が下がったもの(ストレッサー):
- ON、OFFの切り替えができない
- 気分転換が出来ない
- 刺激がない
- 自分の気がつかない良いアイデアを人に聞くことが出来ない
- ダラダラしていてメリハリがないと感じてしまう
- 運動不足になりがち
- 間食が増える(´;ω;`)
- 人と会えない
- カフェなどでまったりできない
オフィス勤務が在宅勤務にと環境が変わったのであれば、必ず良い点(リソース)と悪い点(ストレッサー)はあるはずです。
ここで、大切なことは、オフィスワークと在宅勤務のどちらの環境の方が自分に向いているかを特定することではありません。
【自分がどのような事に気分を良くして、どのような事に気分が悪くなるかを知ること】こそが重要です。
これが、ストレスマネジメントの基礎となります。
幸か不幸か、在宅勤務という大きな環境変化をせっかく経験したので、この時期のご自身の考え方・捉え方を振り返り、有益な気付きを得てくださいね。
自分のストレス反応パターンを理解しよう
さて、ここからはストレスマネジメントの話になります。
実は、かなり難しいことですので、すぐに出来なくても当然です。
出来ればやっていみようという程度に聞いていただければと思います。
僕等は、大きく強いストレスにさらされた状況においては、出来ることはほとんどありません。
めちゃくちゃ落ち込んでる時や、めちゃくちゃイライラしている時にですよ、、
こんな風に考えれば楽になるよ。僕の言う事を聞いてご覧なさい。楽になるからさ。
などと言われても、聞く気になれず感情的に追い付かないというのは当たり前です。
なので、ストレスマネジメントで大切なのは、先手必勝。
気分が下がるもの(ストレッサー)がまだ対処可能な小さいうちに手を打つ必要があります。
その為に、気分が下がるもの(ストレッサー)に対して、自分がどのような反応をするのかを注意深くモニタリングする力(内省力とも言います)。
これが、ストレスマネジメントのキーとなります。
具体的に、自分がストレッサーに晒されて時にまずどのようなサインがあるのかを注意深く観察してみて下さい。
僕の場合の例(ストレスサイン)を挙げてみます。
- 独り言が増える
- 貧乏ゆすりをする
- 姿勢が悪くなる
- 足を組む
- 舌打ちをする
- 焦る
- 昔の良かった時のことを思い出す
- 何かを食べたくなる
- やる気がなくなる(←もう、ほぼほぼ手遅れ)
- 頭痛や身体の凝りが酷くなる(←もう、ほぼほぼ手遅れ)
- イライラする(←もう、ほぼほぼ手遅れ)
はっきりいって、情けなく感じると思います。
認めたくないという気持ちになったり、強く反発してしまうかもしれません。
本当のことであれば本当のことであるほど、自分がちっぽけで情けない人間のように感じると思います。でも、自分を知るというのは、そういう事なのかなとうつ病になり、自分をみつめてみることで痛感しています。
ですが、どんなストレッサーがあった時にどんな反応をするのか?を紐づけられるようになれば対処がしやすくなっていきます。
僕自身は、まだまだ内省力が足らず未熟な為に、それぞれを結び付ける所までは出来ません。
そして、サインを見逃し気づいた時には手遅れ状態になることもしばしばあります。。
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このストレス反応が出た時にはこの撃退法で!と対策できれば完璧
自分が苦手なストレッサーを把握して、自分がストレスを感じているというストレスサインを早急に察知できたとします。
そしたら、それが増幅して手遅れになる前に、対策をしましょう。
このストレスには、この対策が有効というストレス対処法を適切にとる事ができれば、大惨事になる前に火消しに成功します。
例えば、上司など目上の人にバカにされたと感じるような言動を聞いた時にため息が出るというサインがあって、そんな時は、フリスクを食べて深呼吸をすると上司から受けた気持ち悪さが肺の中から出ていく。
みたいな、感じでストレスを受けやすいケースごとに自分のサインと対処法をセットで持っておくことが大切になります。
ここまでくれば、自分で自分を蘇生できるストレスマネジメントの達人と言えるでしょう。
(僕は、こんな域にはまだまだ達していませんが(^_^;))
最後に
如何でしたでしょうか?
注意深く自分を振り返ることで、環境変化があれば必ず、自分の反応パターンの傾向に気づくことが出来ると思います。
まずは自分の反応パターンをみつめ、知ることから対処法を考えていくことがストレスマネジメントの極意となると臨床心理士の先生直伝で学びました。
今回の在宅ワークという経験を通じて、今後のご自身のセルフマネジメントスキルを高めるヒントを見つけてみてはいかがでしょうか?
また、就労移行支援事業所(リワーク)では、臨床心理士さんやカウンセラーさんの指導のもとに今回ご紹介させていただいたような様々なストレス対処法を身に付けることができるところも多くあります。
色々な種類の施設がありますが、見学だけでもOKですので、ご興味なるかたは是非以下のリンクでご自身にあったところ探されることをおススメします。
そのひとりの「働きたい」にこたえる。【LITALICOワークス】
お仕事復帰や自立を全力サポート | 就労移行支援のCocorport(旧社名:Melk)
障がいのある方への就労移行支援【パーソルチャレンジ・ミラトレ】
また、昨今は障害者向けの就職・転職支援サイトも非常に充実しています。
就職・転職のプロの支援を無料で受けられますし、ハローワークにはない求人案件もみつかると思いますよ。
心身状態に合わせて、既に就職活動のフェーズに入られている方は、是非コチラをご確認下さいね。
プロと一緒にする転職活動!障害者の就・転職ならアットジーピー【atGP】
今回の記事が少しでも参考になれば、幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。
考え方の悪循環を断ち来る為には、「認知行動療法」が有効です。
実践できる認知行動療法の記事もございますので、コチラも合わせてご覧くださいね。
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